『ヘブンバーンズレッド』(Heaven Burns Red)はWright Flyer Studiosが提供するスマホゲームです。2022年2月10日に配信開始でした。
シナリオライターがKey(麻枝准)であり、キャッチコピーは”最上の、切なさを。"と宣伝されており、泣ける話であることは間違えないものでした。
とはいえRPGなので、ストーリーボリュームが気になります。でもこのゲームは、ドラマチックRPGとも銘打っていましたので、かなりストーリ比重の高い作りであることが伺えました。
実際に始めてみると、ギガ単位のデータがダウンロードされます。
そしてフルボイスのドラマパートが長いこと長いこと。でもその長さが気にならないほど、テンポ良いギャグとツッコミの応酬が繰り返され、飽きさせません。さすがの脚本です。
ということで、大事にのんびりやりました。
実に二ヶ月ほどかけて、第二章まで終わりました。
それより一ヶ月早く終わっていたNalさん(@nal_rtd)の妄想記事が秀逸でしたので、その以下のNoteへの感想を書いていこうと思います。
ヘブバン、第二章までの内容から浮かぶ疑問と妄想|Nal|note
<aside> 💡 以下、第二章までのネタバレを含みます。 未プレイの方にはお薦めいたしません。
</aside>
制作元のWright Flyer Studiosといえば、『アナザーエデン』が有名です。Nalさんも言及している通り、いろいろな共通点があります。
ぼくはアナデンの第一部をクリアしてやめてしまいましたが、シナリオもシステムもとても好きなゲームです。(家族全員で楽しんでました)
どちらのゲームも「記憶」という言葉が、よく出てきます。
特にヘブバンでは、第一章、第二章共に記憶にまつわるエピソードであり、「記憶の庭」で記憶の修復ができること、ナービィーになると記憶が(ハイパーサイメシアでさえ)なくなっていくことなどから、「記憶」が物語を読み解く鍵であることは間違えないと思います。
Nalさんの記事で「記憶の庭、ホームは何?」の項は、実に興味深く読みました。ここで「ホーム」を中心とした世界構造と茅森の行動原理を推測しています。