<aside> 💡 本記事は、『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の原作小説と映画、そして公式スピンオフ小説『僕が君の名前を呼ぶから』のネタバレを含みます。これから映画を視聴したり、小説を読もうという方は、視聴後/読後にお読みください。

</aside>

<aside> 💡 ここで考えていることは、ぼくの勝手な考えであり推測です。本作品はさまざまな解釈を許容する作風です。なので本記事が正解だと主張するつもりもなければ、他の主張を卑下する意図もありません。

</aside>

読む順番もしくは観る順番により印象が変わるという『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』、とその映画。

映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』公式

ぼくは以下の順番で摂取した。

映画『僕が愛したすべての君へ』 ↓ 映画『君を愛したひとりの僕へ』 ↓ 原作『君を愛したひとりの僕へ』 ↓ 原作『僕が愛したすべての君へ』 ↓ スピンオフ『僕が君の名前を呼ぶから』

本ブログ記事では、以下の問題について考えていく。

問題

映画で2作品を観た後、解決していない問題があることに気づく。それらは原作者からも明確に示されているので、それを紹介する。

乙野四方字 on Twitter: "『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の読者様は、最後に一つ疑問が残っているかもしれません。その疑問を解くヒントは2つ。どちらも『僕が~』の冒頭です。・なぜ交差点に幽霊がいたのか?・なぜIP端末はエラーになったのか?この答えを、ぜひ考えてみて頂きたいです。 / Twitter"

僕愛の冒頭、 ・なぜ交差点に幽霊がいたのか? ・なぜIP端末はエラーになったのか?

<aside> 💡 映画『HELLO WORLD』のときは、問題が何なのか、問題の根幹はどこにあるのかを自ら考えなければならなかった。それに比べれば、明らかに謎が提示される形態になっているのは、ある意味親切設計なのかもしれない。

</aside>

問題の解釈